マッチング実績情報 - 詳細

商談時期 商談名称 事業実施地域 商談のきっかけ 商談の種類
2008年12月 黒豆茶の共同開発 石狩・空知 個別企業訪問 新規受託業務

1.企業概要 
 1)業種 : 北海道産食材を取り使う通信販売事業者
 2)従業員数 : 7名
 3)年商 : 約1億円 
2.対応施設概要
 1)就労継続支援A・B型(主に身体障害者)
3.商談経緯
 1)同社へ「マッチング事業」の紹介訪問を実施。後日、同社のオリジナル商品開発に関する相談を受けた。  
  <ポイント>
  ・北海道産の黒豆を使用した「黒豆茶」を商品化したいとの相談
  ・焙煎技術及びミル設備を保有することが条件。諸条件を勘案し当該施設に依頼した。  
<発売までの経緯>
  ・2008年12月に企業側より、生豆サンプルの支給を受け、試作を開始
   開始当初、最適な焙煎温度、粉砕の粗さなどが分からず、10パターン以上の条件で試作、その中で、製品候補条件を数パターンに絞り込み、企業と試飲を重ねる
  ・2009年2月 ようやく商品化可能なサンプルが完成
  ・2009年3月 お試しサンプル品(小袋)/2,000袋を出荷し、企業側でテストマーケティングを実施したところ、
   年配層を中心に好評を得たため、正式に発売を決定
  ・2009年4月下旬 正式発売開始

4.現在の状況
 1)同社販売商品カタログに掲載
 2)イトーヨーカ堂SC主催 授産製品販売会出展
 3)同社販売会会員向けDMでの販売 
 4)昨今の黒豆ブームにより月産約1,000袋 (2010年6月現在)
 5)HUGマートにて委託販売
5.本商談における特記事項
 1)商品開発における製品改善及び試作作業が困難を極めたが、施設職員が非常に熱心で、毎日お腹が膨れるほど、試飲してくれたようだ
 2)当該法人では、事業感覚を身に付けるための教育及び人材管理を行っており、担当頂いた職員も収益性に関わる基礎知識を有していたため、企業側からも違和感なく商談を進めることができたとの評価を頂いている
 3)食品加工事業に関しては、現在、他の案件も数件進んでいる
 ○中小製造業者からのヒアリングによると、以下のメリットが『施設の強み』となる可能性が高いとのこと
  ①新商品開発を検討する場合の試作費用が安価であること
  ②新商品発売時の製造に関しても「小ロット」対応が可能であること
  ③昨今の状況では、民間の製造事業者並みの設備を保有している施設もあることから、加工技術にも満足できる場合があること

担当者所属/氏名 コーディネーター/大泉